聖書のメッセージ

12月のメッセージ(Ⅱ)

『真の自由を与える救い主』

 「キリストは、自由を得させるために、私たちを解放してくださいました。」

                     (ガラテヤ人への手紙5章1節)

 クリスマスのシーズンです。クリスマスは、救い主イエス・キリスト様の誕生を祝うものです。では、何のために救い主は来られたのでしょうか。聖書には、「キリストは、自由を得させるために、私たちを解放してくださいました。」とあります。自由とはどのようなものでしょうか。ある中学生を対象にしたアンケートで、「あなたにとって自由とは」との問いの第一位は、「好き勝手しても誰からも文句を言われない」というものでした。誰からも強制や束縛をされない、自分の思い通りに生きること。それが多くの人々が考え、求めている自由です。けれども現実の世界は、強者が弱者を支配する社会、競争社会を生み出し、その結果の争いや犯罪が耐えません。それは人間が、自己中心の罪を持っているからです。最近、高速道路にあるサービスエリアのごみの6割が、持ち込みごみだそうです。「ごみの分別も面倒。有料ごみにもお金を出したくない。ここに捨てれば安上がり。後は知りません。」これが人間の求める自由の現実なのです。それは決して、真の自由とは言えません。真の自由とは、人間の本来の姿、すなわち創造主なる神様によって造られた目的にそって生きることです。神様と共に、神様のために生きる時に、人間は真の自由を得、その結果として、真の平和と幸福を得ることになるのです。イエス・キリスト様は、人間にそのような真の自由を得させるために来られた救い主なのです。