聖書のメッセージ
10月のメッセージ(Ⅱ)
『真に心を満たすもの』
「わたしがいのちのパンです。わたしに来る者は決して飢えることがなく、
わたしを信じる者はどんなときにも、決して渇くことがありません。」
(ヨハネの福音書6章35節)
暑かった夏も終わり、秋が深まって来ました。おいしい物がたくさん食べられる食欲の秋です。でもどんなにたくさん一度に食べても、それで一生食欲が満たされるわけではありません。またお腹がすいて、食べなければならないのです。人生はその繰り返しです。けれども私たち人間は、食べるために生きているのではありません。皆さんの心の中はどうでしょうか。いつも十分満たされていますか。今何かで満足しているとしても、いつかなくなり、別のもので満たされなければならないようなものですか。今多くの人々が、自分の好きなように生きる自由を求めて生きています。でもその結果、多くの若者たちが、何をして生きていいかわからずに悩み、人生の意味、目的を探し求めています。ある大人たちは「人生の意味など考える暇があったら、勉強しろ」と言うでしょう。しかし、人生の意味もわからないで、本当に心が満たされ、充実した人生が送れるのでしょうか。聖書には、人間は創造主なる神様から離れ、自分勝手に生きるようになったので、人生の意味も目的もわからず、心を満たすべきものも失ってしまったとあります。イエス・キリスト様は、そのような人間のために来られたのです。イエス様は「わたしがいのちのパンです。わたしに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者はどんなときにも、決して渇くことがありません。」と言われました。イエス様こそ、私たちの心を本当に満たしてくださる方なのです。