Q&Aコーナー
Ⅵ、『その他』
Q3.「動物は死んだらどうなるのですか?」
A3.動物も一匹一匹性質が異なり、優しいのも意地悪なのもいるし、表情が険しいのも穏やかなのもいます。そういうのを見ると、人間とよく似ていると思いますが、だからと言って、人間と同じように、魂が救われたり、永遠の滅びに入れられたりするのかというと、そうではないようです。
それはまず第一に、人と動物は似てはいても、本質的に異なる存在だからです。創世記1章20-28節には、動物と人間それぞれの創造の記事があります。動物は簡単にまとめて記されていますが、人間はすべての創造が終わってから、最後に創造の仕上げとして造られています。また、人に対してだけ、「神は人をご自身のかたちとして創造された」と言われています。さらに人々は、動物を支配し、管理する役目を与えられています。
次に、死後のことについては、伝道者の書3章19-21節によると、人間も動物も同じように死に、肉体は同じように朽ちるが、人の霊は上に上り、動物の霊は地の下に降りる、とあります。人間と動物は、本質的に異なるのですから、死後も異なって当然でしょう。動物にとって生命は、この地上だけであり、死後はないと考えてよいと思います。
では天の御国には、動物はいないのかというと、決してそうではありません。新しい天と新しい地をやがて神様がお造りになると、そこには神様の栄光を現わす創造のみわざとして、いろいろな動物や植物が、私たちと一緒に置かれるに違いありません。そのようなものたちを、いつくしみ育て、それを研究したりすることが、私たちをいっそう神様への賛美に導くことになるのでしょう。