Q&Aコーナー

Ⅱ、『キリスト教会について』

Q1.「キリスト教会は排他的ではないですか?」

A1.確かにキリスト教会に排他的なところがあることは事実です。聖書にもそう書いてあります。「この方(イエス・キリスト)以外には、だれによっても救いはありません。天の下でこの御名のほかに、私たちが救われるべき名は人に与えられていないからです」(使徒の働き4章12節)。

 信仰というものは、人生の根本的な土台となるものです。従って、わたしが「自分の人生の土台としてこのことを信じる」と言う場合、どうしてもそれは排他的にならざるをえません。「こうも言えるし、ああも言える」式のあれもこれもでは土台とはならないからです。しかし、だからと言って自分がよく知りもしない他宗教のことを頭ごなしに否定してかかるのも考えものです。自分の確信にはしっかりと立ちながら、他の人のことについては謙虚でありたいものです。

 真理を知る時に、いくつかのポイントがあります。①その教えの根拠はどこにあるか(聖書)。②信じる対象はどのような方か(神様は唯一で、創造主、救い主、最後の審判の主)。③人間の心や生きることをどう見るか(人はすばらしい存在に創造されたが、人間の堕落でわがままに生きている罪人である)。④人間の救い、現実の様々な問題に対しての解決はどこにあるか(神様が人類を愛し、ひとり子キリストを遣わされた。そしてキリストは私たち罪人の身代わりとなり、十字架で死んでくださった。復活されたキリストは今も共にいてくださる)。⑤人は死んだらどうなるか(キリストを信じる者は永遠のいのちを持つ)。

 聖書を読んで、体得すればするほど、他との違いが分かり、何よりもあなた自身が成長するのです。(テモテへの手紙第二3章16節)

*テモテへの手紙第二3章16節「聖書はすべて、神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練とのために有益です。」